2段階入力フォースフィードバックタッチパネルを開発、発売
当社はこのほど、抵抗感圧方式の2段階入力フォースフィードバックタッチパネルを開発し、受注活動を開始しました。
当社では、既にフォースフィードバックタッチパネルを量産化しており、様々なタッチフィーリングがダイレクトに指先へ伝わる製品として、市場から高評価を得ています。
今回新たに、同じ位置で入力荷重を変える事により、1段階目と2段階目で異なる目的のボタン操作が可能な、2段階検知の技術を開発しました。
この特長をさらに生かすため、画面の任意の場所を軽く入力した時、画面切り替えボタンが表示される「Dokodemo Touch」と呼ぶアプリケーションも用意しました。
「Dokodemo Touch」とは、ユーザーが別の画面に切り替えたい時、画面のどの場所を触っても画面切り替えボタンを表示し、自分が表示したいメニュー画面(4画面の場合)へ縦横4方向に指を動かすだけで、画面を切り替えることができるアプリケーションです。この操作は、既に画面上にある固定ボタンの上でも可能で、固定ボタンを操作したい場合は強く入力します。従来のタッチパネルでは、ボタンを見て操作する必要がありましたが、これによりブラインドタッチでの入力を容易に行うことができます。
他の2段階入力の操作例は、同じボタンでボリューム調整時等のステップ間隔を変える機能です。軽い入力では通常ステップのボリューム変化、早くボリューム量を変えたい場合は、強く入力することによりステップ間隔を狭め、スピードのあるボリューム操作が可能となります。
さらに2段階入力の機能とフォースフィードバックタッチパネルを組み合わせることで、1段階目、2段階目に異なるタッチフィーリングを割り当てる事ができ、ボタンに多機能性を持たせ、より操作しやすいブラインドタッチが可能となります。
2段階入力フォースフィードバックタッチパネルの市場投入により、さらに使い易いマシンインターフェース機能を持った入力デバイスとなる事が期待されます。
本製品は、フィリピン工場で月産10万台を生産していく計画です。
なお、本製品は、10月28日から開催のフラットパネルディスプレイおよび製造装置・部品・材料の総合展示会「FPD International 2009」に展示し、今後も積極的な販売活動を展開してまいります。
発表日 | 2009/10/27 | |
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リリース番号 | 875tp | |
製品名 | 2段階入力フォースフィードバックタッチパネル | |
特長 |
1) 同じ位置の入力で、2段階の入力検知が可能です。 |
主な仕様 |
使用温度範囲 | -30~85℃ |
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保存温度範囲 | -40~95℃ | |
透過率 | 77~87% | |
反射率 | 7~18% | |
入力荷重 | 1段階目0.1~0.5N、2段階目 0.5N~1N(設定変更可) | |
入力 | 指 | |
直線性 | X側±1.5% Y側±1.5% | |
ヘイズ値 | 0~7% | |
表面硬度 | 2H | |
打鍵寿命 | 100万回以上 | |
用途 | カーナビゲーション、車載用センターコントロール、POS、事務用機器 | |
生産能力 | 月産 10万台(6.5インチ換算) | |
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