手袋装着時にも入力可能 車載仕様静電容量式タッチパネルを開発

当社はこのほど、手袋装着時にも入力可能な車載仕様静電容量式タッチパネル（相互容量式）を開発し、受注活動を開始しました。
本製品は、寒冷地での運転時に手袋を装着してタッチパネルの入力が想定される車載用途向けに開発しました。
スマートフォンで多く用いられている静電容量式のタッチパネルは、その軽快な操作性が広く受け入れられ車載用途でも注目を集めていますが、これまで、手袋を装着した状態でも操作可能なタッチパネルの開発は難しいとされていました。
本製品は、高感度検知に対応したICの採用とノイズ耐性の強いセンサーパネル構造の確立により、ノイズによる誤動作を極力削減し高感度のセンシングを実現しました。その結果、手袋装着時でも入力が可能になりました。
さらに、指先による操作の場合は1.5mm厚ものプラスチック製化粧板を配置しても軽快な操作が可能となるため、操作部に求められるスタイリッシュな各種形状・仕上げにも対応できます。
また、車載向けに要求される厳しい温度環境への対応もクリアしています。
様々なユーザーの入力スタイル、さらなるデザイン性の要求に対応できる本製品の市場投入により、今後ますます増加する自動車業界の静電容量式タッチパネルへの採用要望に応えてまいります。
本製品は、10月26日から開催のフラットパネルディスプレイの総合展示会「FPD International 2011」に展示します。