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リモコン用ZigBee®RF4CE対応 2.4GHz帯 アンテナ一体型RFモジュール「FD0001」を開発
当社はこのほど、低消費電力・小型タイプの2.4GHz帯アンテナ一体型 RFモジュール「FD0001」を開発し、販売を開始しました。
近年、各種セットの多機能化に伴い大容量のデータの送受信が可能で、且つリモコンをセットに向けず無指向性での操作を実現するRFリモコンのニーズが、より一層高まってきております。
本製品は、当社従来品のRFモジュール「FD7003」と同一機能を維持しながら、送受信時の電流を現行の半分程度に抑えました。また、サイズは面積比15%の小型化を実現しました。
当社では、本製品をラインナップに加えることでAV機器などのコンシューマー用の機器だけでなく、HEMSなどの新規事業向けへの幅広いニーズにも対応し、リモコン事業の拡大を図ってまいります。
本製品は6月6日~8日に“SHINAGAWA GOOS”で開催した当社技術展「TEXPO 2012」に出展しました。
発表日 | 2012/09/13 | |
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リリース番号 | 963fc | |
製品名 | ZigBee®RF4CE対応2.4GHz帯 アンテナ一体型RFモジュール「FD0001」 | |
特長 | 1)RFの特性である無指向性を活かし、容易にリモコンを中心としたPAN(注1)の構築が可能です(N対N対応が可能)。 2) ZigBee®RF4CE(注2) Specification Version 1.00に準拠します。 3) スタンバイモードおよび間欠受信により省電力化に対応します。 4) 変調方式にDS-SS(注3)を採用し、ノイズに強く、高い混信防止性能を持ちます。 5) 2.4GHz ISMバンドを使用した無線通信方式の採用により、ワールドワイド対応のセット設計の標準化に貢献します。 6) モジュール単品で日本電波法・FCC(注4)・CE(注5)の認証を取得済です。セットとしてのRFに関する認証取得作業が不要となり、セットの開発時間の短縮や認証費用の削減に貢献します。 7) 各種赤外線通信フォーマットのデコード出力に対応しているので、セット側のアプリケーションソフトの変更をせずに、既存の赤外線受光器を本モジュールに置き換えるだけで、セット設計が容易に行えます。 【用語説明】 注1) PAN :Personal Area Network 注2) RF4CE :Radio Frequency for Consumer Electronics 注3) DS-SS :Direct Sequence Spread Spectrum 通信変調方式の一つで直接周波数拡散方式 注4) FCC :Federal Communications Commission (米国)連邦通信委員会 注5) CE :欧州連合のラテン系言語表記に由来。仏語の場合は Communauté Européenneの頭文字に相当。 注6) UART :Universal Asynchronous Receiver Transmitter 非同期送受信 | |
主な仕様 | 無線規格 | ZigBee®RF4CE Specification Version 1.00 対応 |
電源電圧 | 2.0~3.4VDC | |
動作温度範囲 | -10℃~+50℃ | |
インタフェース | UART(注6)及びPWM | |
外形寸法 | 17mm×36mm×5mm(接続コネクタ含まず) | |
周波数範囲 | 2,400~2,483.5MHz | |
変調方式 | DS-SS | |
アンテナ | プリントアンテナ | |
到達距離 | 20m以上(参考値) | |
用途 | 各種電気製品(*)用のリモコン *各種電気製品:HDTV、ホームシアター機器、セットトップボックスやオーディオなどのAV機器、ホームオートメーション、ホームセキュリティ、給湯器、照明、エアコン、パソコンなど。 | |
発売時期 | 2012年10月 | |
生産能力 | 1,000,000個/月間 | |
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