Sub-GHz通信システム

Sub-GHz通信システム

Sub-GHz(920MHz帯等)の通信モジュールを用いた、IoT通信システムを提供します。
通信契約不要で、用途に沿った通信仕様のカスタマイズや、様々なセンサーと組み合わせたシステムの構築が行えます。

Sub-GHz通信システム概要

Sub-GHz通信モジュールとペアになっているセンサーのデータ情報を、ゲートウェイを介してクラウドへ送ります。
<センサー→エリア毎のゲートウェイ→クラウド>

特長

  • 01

    独自の通信方式

    920MHz帯を用いたSMK独自のプロトコルです。データ送信量や通信速度のカスタマイズ、既存システムに対応したソフトウェア開発が可能となります。

  • 02

    通信距離

    伝送速度100kbpsの場合、数十~数百m間の通信が行え、追加のゲートウェイを用いる事で更にデータを長距離に送信可能です。

  • 03

    安定した通信接続

    電波の回り込み特性が良好であり、耐障害物性及び、他の無線の影響を受けにくい、耐干渉性を有しています。

ユースケース


  • 倉庫内の台車位置&温湿度管理

    台車に設置した温度センサーを組み込んだ通信ユニットからのデータをゲートウェイで受信することにより、ゲートウェイのMACアドレスを利用した台車のおおよその位置管理や倉庫内の温度管理をすることができます。

  • 店舗内の冷蔵庫温度管理

    金属などに囲まれた冷蔵庫/冷凍庫の温度センサーのデータを、庫外のゲートウェイに定期的に送信することができます。

  • オフィス照明の一括コントロール

    照明器具に通信モジュールを内蔵することにより、照度レベルやON/OFFを一括でコントロールすることができます。

       
  • 道路照明灯/街路灯の故障有無検知

    通信モジュールを内蔵した道路照明からの異常信号を、走行する保守車両に設置したゲートウェイで収集することができます。

       

製品仕様

  • 項目 仕様
    外形寸法
    WxDxH
    (mm)
    13.0x13.0x2.3
    無線周波数 920.6 - 928.0MHz
    伝送速度 100kbps
    送信出力(Max) +13dBm
    受信感度(Typ) -85dBm@PER1%
    インタフェース UART
    消費電流(Typ) 送信:38mA
    受信:25mA
    動作温度 -30~+85℃
    電源電圧 1.8~3.6V
    アンテナ 90種類以上から選択可能
■Sub-GHz(サブギガヘルツ)とは

サブギガヘルツは、周波数を表す単位で、1ギガヘルツ(1GHz)よりも低い周波数を表します。
一般的に、サブギガヘルツの範囲は100メガヘルツ(100MHz)から1ギガヘルツの間にあります。
この範囲の周波数は他電波やノイズの影響を受けにくく、さまざまな通信技術や電子機器で使用されます。


              
Sub-GHzモジュール
(920MHz)
Bluetooth LE
(2.4GHz)
Wi-Fi
(2.4/5GHz)
LTE
通信距離
(数百m)
×
(10m)

(数百m)

(数十km)
*通信回り込み × ×
送受信データ量
(数kbyte)



利用時の制限
(通信料、
登録料など含む)

(なし)
×
(アライアンス認証要)
×
(アライアンス認証要)
×
(定額の通信料要)
通信仕様の
カスタマイズ

(要望に応じて、
変更が可能)
×
(仕様準拠がマスト)
×
(仕様準拠がマスト)
×
(仕様準拠がマスト)

*通信回り込みとは、柱や角など見通せないところへ無線電波が進んでいく性能(下図参照)

 見通しのない建物の陰から送信した場合建物の角から回り込みながら受信

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